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2015年12月28日 (月)

頭皮・逃避

等比級数と等差級数という言葉を思い出した。等差ってのは、簡単にいうとXが2倍になれば、Yも2倍。そのまま直線的に増えていく。一方、等比ってのは乗数で増えていくから、2乗の場合、Xが2倍になればYは4倍、Xが4倍ならYは16倍。

原稿を書くとき「量は質をつくる」という人がいるのだけど、単純に量を書いても質には繋がらないと以前から思う。短い原稿を何本も書くより、長い原稿1本の方がしんどい。個人的な感覚でいうと、原稿の労力は、長さに応じてだいたい2乗の労力が掛かる。

も少し、分かりやすく。

新聞記事で、ほぼ最小単位の記事は約30行(短信などを除く)。仮に30行の記事の労力を「1」とする。地方版トップ記事が60行とすれば行数は2倍。これを2乗する「4」ぐらいの労力が、60行の記事には必要。90行の原稿なら3の3乗で「9」。つまり、30行の記事3本で総行数90行の労力は「3」、90行の記事1本の労力は「9」。

1行は10文字or12文字だから、300~360文字程度。400字詰め原稿用紙1枚に満たない程度。地方版のトップ記事が通常、約50~60行。これにしたって、原稿用紙1枚半程度でしかない。90行といえば、現在の新聞では大作の部類に入るけど、原稿用紙だと2~3枚。論文に比べたら、屁でもない長さなんだけど、この程度でも、サラリとは書けないもんだ。

先週末の土日を使い、年始用の原稿を書いていた。総行数300行程度だから、30行の原稿の約100倍の労力が必要。書いては削り、書いては削り。気がつくと、あっという間に深夜になっとる。いったん頭を冷やそうと、寝かしといて翌日読むと「何じゃこりゃ? ヘタくそな原稿だのう」と、また一からやり直し。一応、ちゃんとしたプロットをつくっていてもこんな感じ。

んで。

原稿を書いている息抜きに、ブログでだらだらと長文を書いたりしている。ブログの方は、何かを伝えることを主眼としていないから、長かろうが、短かろうが、どうってことない。

プロ野球の投手が現役時代、1日の球数を制限しないと肩を痛めるのに、引退して打撃投手になった途端、毎日、数百球投げても大丈夫になったという話がある。打たれないように投げる球と、打たせるように投げる球。勝敗の世界と、現役選手を支える世界。立場が変わると、周囲からは同じように見えても、本人にとっては全く違うのかもね。

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