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2015年7月15日 (水)

島田裕巳著「靖国神社」

「靖国神社」に関するニュース記事といえば、真っ先に出てくるのが「参拝問題」。是が非でも参拝したい政治家もいれば、絶対に許さないと主張する人もいる。右は参拝、左は反対かと思いきや、たまたま聴いたラジオのポッドキャストで小林よしのり氏が、靖国神社に参拝した安倍首相を「英霊を冒涜している」と批判。「首相が参拝するだけでいい」わけではないらしい。

そんな靖国神社。A級戦犯が合祀されていることは知っていても、その歴史など、詳しく知る人は意外と少ないのではないか。ただ、ちょっと知ろうと思っても「靖国で会おう」系の絶対賛美か、「太平洋戦争の象徴」としての絶対反対の書籍が多い。

島田氏は宗教学者の立場から「問題を分かりやすい形で整理し、議論の前提となる事柄を共有できるようにすることが、この本の目的である」と、まえがきでいう。kindleは日替わり、月替わりセールをやっており、299円とリーズナブル。

島田氏らしい、ちょっと離れた立ち位置から、靖国神社のなりたち、歴史を語る。ちょっと雑というか、大雑把なとらえ方も、これまたこの人らしい文章だと思う。本編を読み終えた後、「んじゃ結局、靖国問題は解決しようがないではないか」と感じるのだけど、あとがきでは「そうではない」という。自衛隊の集団的自衛権が行使され、亡くなった自衛官は合祀されるのか。そもそも、靖国神社は変化を続けてきた。また、変わることはあると。

これを読んでいるころ、ちょうど「みたままつりの屋台(露店)中止」のニュースがあった。よっぱらいが外国人にからんだり、ナンパ目的で集まる人が深夜まで騒いで迷惑だったり、そもそも、「英霊への感謝と平和の実現を願う」という趣旨から外れているという意見があったり。まあ、地域の盆踊りだって、訳も分からずわいわい楽しんだりしているから、目的外で集まる人ってどんな行事にもあるとは思うけどね。よほど、度が過ぎていたということかしら。

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コメント

そもそも、自衛隊は憲法違反なの。アメリカ軍がいる限りそもそも集団的自衛権なの。だから、憲法を変えるか又は自衛隊を解散し、アメリカ軍に帰ってもらうしかないの。
社会党は自衛隊を認めたし、民主党は集団的自衛権を認めるし。すっきりしたいなら、憲法を変えるしかないのに、ウソをつき続けるのが問題なだけなの。

投稿: BUN | 2015年7月23日 (木) 00時31分

>BUNさま
自衛隊に関しての憲法論議になると、まあ、私も憲法専攻をした身として、存在そのものが違憲であるという意見はもっともですね。
先日、Facebookでこんな話を書きました。

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某法案に対する姿勢

1違憲だから反対(改憲必要!)
2違憲とか合憲とか考えずに賛成
3合憲だし賛成
4違憲の疑いあるけど賛成
5合憲だけど反対
6違憲とか合憲とか考えずに反対
7違憲だから反対(憲法守れ!)

筋論をぶつけ合い1、7に離れていくか、3〜5のエリアで憲法に合った法案に擦り合わせていくか。まあ、私見ですけど、このどちらかの方が良い結論を導けそうです。
中途半端に極端な2、6。ここの闘いでは議論が噛み合わないですねえ。これじゃマズイ。でも、そんな感じになりつつあるのかしら、この国は。

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憲法ほったらかしでの法案の議論って何なのだろう。

投稿: かげさん | 2015年7月23日 (木) 15時31分

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