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2014年7月31日 (木)

大竹ホントに暑いの?

日々の観測の数字を見ると、大竹は広島県内で一番暑い町らしい。でもね、でもね、実感がないんだよなあ。

ってことで、調べてみたよ。30日付夕刊社会面掲載。

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ことし初めて広島県内で35度を超える猛暑日を23日に記録した大竹市。今月の観測データを見ても、県内最高気温となった日数はトップで、数字上は「広島県で一番暑い町」。ところが、市民からは「実感がない」との声も上がる。大竹ってホントに暑いの?

広島地方気象台は、県内19カ所で一日の最高気温、最低気温を測定している。29日までのデータを見ると今月、大竹市が県内最高気温を記録したのは10日。2位の府中市が8日、広島市と尾道市生口島の3日と続く。

私はことし初めて大竹市で夏を過ごし、市民から「広島市中心部の方がよっぽど暑く感じる」という話を聞くと、大いにうなずく。「観測場所が局地的に暑いのでは」と疑問が出るのもよく分かる。

同気象台の観測地点は、同市立戸の市消防本部の敷地にある。約4.5メートル四方に柵が張られ、周囲の地面は日光が照り返しやすいアスファルトに覆われている。東側にJRのコンテナが積み上げられ、南側には消防本部の建物が立つ。気温を下げる海風は遮られやすい位置にある。

市内には気象台のほか、県が大気状況を調べる観測装置を市消防本部から南西約500メートルの油見児童公園に置いている。こちらの周囲は土。同市で最高気温が出やすい午後3時の気温を比較してみた。観測条件に違いはあるものの、22~28日の7日間のうち6日は、気象台が県より高い温度を示した=表。

やはり、局地的に気温が高いのだろうか。気象台に疑問をぶつけてみると、否定的な答えが返ってきた。消防本部の移転に伴い、現在地で観測を始めたのは1996年4月。同市の観測史上最高気温は移転前の94年7月17日の38.0度。「現在地の気温が高いなら、記録は更新されているはず」という。

ただ、気象台も周囲のアスファルトの影響で誤差が出る可能性があるとして、改善を検討している。気象庁は温度計を設置する環境について、車の排気熱を避け、照り返し対策に周囲は芝生や低木植樹を推奨している。同市の観測地点は駐車場に囲まれ、周りに緑はない。

市幹部の一人は「暑い暑いと言われると、住みにくい町と思われてしまう」と懸念を抱く。一方で、気象データは長年、同じ環境で集め続けることに意味がある。私たち報道機関も市民も、大切なのは数字をどう生かすか。暑い日は水分の小まめな補給を忘れずに。幸い、「広島県で一番暑い」大竹市では、ことし一人も熱中症で搬送された人はいない。

大竹市内2カ所の気温比較

広島県 気象台
22日 33.0 33.1
23日 32.0 33.0
24日 31.5 31.6
25日 34.7 35.2
26日 33.1 33.8
27日 31.7 31.7
28日 30.8 31.5
※広島県、広島地方気象台がそれぞれ午後3時に観測した気温(単位度)

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