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2013年9月 1日 (日)

ある種、戦後を体現した人たち

佐野眞一著「誰も書けなかった石原慎太郎」読了。2002~03年に月刊現代に連載され、03年8月に出た単行本「てっぺん野郎ー本人も知らなかった石原慎太郎」に2008年ごろの新銀行東京を巡る動きを取材した「落陽の季節」を加え、書名を変更して2009年に出版された文庫本。

石原慎太郎氏を好きか嫌いかはさておき、なぜ、これほどまで注目を集める人なのか、失言を繰り返してもこの人だけは許されるのか、不思議に思ってきた。図書館でちらと流し見し、丹念な取材をしてあるっぽかったので借りて帰ったのだけれども。

著者の主観的な部分が随所に盛り込まれすぎ。ノンフィクションライターとして、どうかと思う。例えるなら「かげさんは九州に生まれた。父は公立学校教諭、きょうだいは姉と妹」という事実を挙げた後、「父以外は女性だけに囲まれた生活の中で、父は家庭内でのライバルだった。公職の父を超えるには、第3の権力といわれるマスコミを目指さざるを得ず、父から離れるために本州の大学に進み、九州に戻ることを拒絶した」という流れで、人の人生を決めつける。んっなわけあるかっ!

維新の会の一件で味噌をつけた作家の本を今さら読むのもどうかと思いながら。文章は好きにはなれないが、手に取るとついつい先へと読み進めてしまう。他人のプライバシーを覗き見するような、自分の心の中の嫌な部分を感じつつ。「石原慎太郎 is Who? その答えは、自分の生きた時代と証を映し出す、われわれひとりひとりの心の鏡のなかにしかない」という結びの一文は、まさにそうだと思う。まさか、再び国政の場に戻るとは、この時には思わなかったろうね。この本も、さらに加筆・改題して出版します?

仕事は特集面デスク&硬派面補助。本日飛び込んできたニュースは「宮崎駿氏が長編アニメ映画監督引退へ」。過去、何度か「監督は最後」発言があったし、公開中の「風立ちぬ」の評価が若干伸び悩む中での公表だけに、興業面でのテコ入れ?というヤらしい感じも見え隠れする。ただ、日本を代表するアニメ監督だけに、やはり大きなニュース。

なんだかんだいっても、ずっと観てきたからなあ。宮崎作品で一番好きなのは劇場長編ではなく、テレビアニメの「未来少年コナン」(肩書きは監督ではなく、演出・脚本)。小学生のころ毎週、楽しみにしていた。たぶん火曜日の午後7時半。たまにNHK特集に差し替わることがあり、すごく残念に思ったものだ。あのころは、どうしても放送しなければいけない特集番組があったのだと思っていたけれど、あれこれ検索してみると、アニメ制作が間に合わなかったことが時々あり、穴埋めとして別番組が流されていたという。

ともかく。最後の作品となる「風立ちぬ」(今のところは。復帰宣言があるかもしれないことを少しだけ期待しつつ)、是非、観ておいた方がいいですよ。好き嫌いが出そうな作品ではあるけど、私は涙なくしては観られない。人それぞれの琴線の問題なのかな。

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昼と夜の間、食堂でおにぎりと味噌汁。煮詰まっていないときの味噌汁は、なかなか美味しいのですな。いつもこれでお願いします。

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夕方、買い出しに行く途中、路上で見かけた不法投棄のテレビ。レトロですなあ。こういうテレビ、欲しがる居酒屋やラーメン店はたくさんありますよ。捨てずに譲ったらいいのに。

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夕飯はおろしカツ弁当。仕事後、直帰。録画しといた半沢直樹をすぐ観なきゃ。

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