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2012年6月 3日 (日)

尾崎紀世彦さんと故郷

尾崎紀世彦さんが亡くなった。

私が初めて「ゲイノージン」なる人を見たのは、小学校低学年のころ。NHKのど自慢が私たちの町にやって来たとき。その時にゲストだったのが尾崎紀世彦さん、浅丘めぐみさんだった…らしい。浅丘めぐみさんがいたことは記憶にあるのだけど、尾崎紀世彦さんのことはよく覚えていない。「もみあげがもじゃもじゃの男性歌手」というおぼろげな記憶で、後年、母に確認してどうやらそうだったらしいと知った。

のど自慢の入場券は抽選だった。家族の人数分は当選できず、会場へ向かう直前「かげみちは行かんでよかばい」と言われ、大泣きをした。そうこうしているうちに手を引かれ、会場へ向かうことになった。親戚のうちの誰か一人が私に譲ってくれたのか、子どもは別枠だったのか、定かではない。

泣きはらして真っ赤な目のまま、初めて見た芸能人。「また逢う日まで」という曲は知らなかったけど、何だか声のでかい(今なら「声量のある」という表現ができる)、歌のうまい人だなあと思った。

「尾崎紀世彦 のど自慢」で検索してみた。有田町にやってきたのは1976年3月28日だそうである。私が小学2年から3年に上がる春休み。放送は4月4日とのことだから、翌週には出していたようだ。

…それから数年後。NHK特集で「日本の市町村の数から計算すると、のど自慢がやってくるのは65年に一度の確率」という紹介をしていた。へぇ~、ハレー彗星並みですか(ハレー彗星が何年に一度やってくるのか知らないけど)。のど自慢って一生に一度来るかどうかのイベントなんだ。そう思っていた。

と。「平成の大合併」とやらで、市町村が一気に減った。検索の途中で知ったのだけど、わが故郷、有田町と2006年3月に合併した西有田町に、合併直前の1月、のど自慢がやって来たらしい。私の父は西有田出身、母は有田出身。私にとって有田も西もどっちも故郷なんだけど、西有田町は有田町に対抗意識があるとかないとか。最後の思い出に誘致したのだろうか。

そんな、のど自慢と故郷のことをあれこれ考えた尾崎紀世彦さんの訃報。ご冥福をお祈りします。

仕事は休み。競馬したり外れたり。今月は運よく、日曜日の休みが続く。妻が資格の勉強に出かけるので、子どもの面倒を見なくちゃね。ま、面倒といってもご飯作るぐらいだから、面倒はないけど。

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