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2012年1月11日 (水)

大脱走

夕刊の作業がひと段落し、飛び込んできたのが「広島刑務所から脱走」のニュース。最初は何がどうしたのだか、どういう人物なのかよく分からない。どうやら、広島刑務所の塀が改修中らしく、足場が組まれていたようだ。逃げたのは、銃刀法違反などの凶悪犯罪を犯した中国人だった。

刑務所がある吉島は、学生時代に3年ちょっと住んでいた、なじみ深い街。当時、深夜から朝までバイトをしていたコンビニは、出所した人が最初に寄る場所だった。夜が明けてすぐ、こざっぱりした頭髪で、店内をきょろきょろ眺めた後、タバコとライターを買い、「駅はどっち?」と尋ねる人が定期的にやってくる。最初はピンとこなかったが、そのうちにどういう人か分かるようになった。

早朝のコンビニは客が少ない。出てきたばかりの人も、広島駅行きのバスが来るまでやることがない。ある時には、バスを待つ間、殺人を犯したという人の身の上話を聞かせてもらった。出たばかりの人はみんな、柔和な表情をしていた。

脱走した受刑者はそうはいくまい。殺気立って何をするかも分からない。日本人の多くの感覚だと「脱走してもまた捕まるなら逃げても仕方がない」となるかもしれないが、今回の脱走犯は「捕まってもまた逃げればいいから逃げよう」と考えているのかもしれない。

後日の情報だと、受刑者は吉島を出た後、南観音の民家に入った後、食事をしたり、服を盗んだようだ。私が大学4年の時、吉島から引っ越した先が南観音。まるで私と同じ土地勘を持っているかのようだ。

早く捕まればいいのに、と思っていたら。夕方、妻から電話。上の娘の中学校が生徒を待機させ、保護者が必ず迎えに行かないといけないという。JRで通学しているのだから最寄り駅まで迎えに行けばいいじゃないかと言ったのだが、学校が許さないらしい。妻は下の娘の習い事などがあると言うので、私が行くことにした。

といっても、迎えにいく手段はJR。会社の最寄り駅から学校の最寄り駅まで40分、娘を連れて自宅まで1時間。往復2時間弱の小旅行。いやあ、娘は毎日、こういう通学をしてるんだね。我が子ながらよくやっていると思うよ、うん。

自宅に着いてからも、深夜に空からヘリの音。もうどこか遠くに逃げているのだろうか。

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