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2011年11月16日 (水)

鬼デスク

ちょっと古い話を思い出した。

私の仕事は活字を扱っているので(といっても鉛を溶かしたり流したりしているわけではない)、先輩方には、惚れ惚れするような文章を書く人がいたり、糸井重里もびっくりのような言葉選びをする人がいる。

私もいつの間にやら「デスク」と呼ばれる年齢になり、仕事場の机と化しているけれど。入社間もないころ、自分が「デスク」と呼んでいた大先輩は、とても威厳があった。そんなデスクに「こんな間違いをするな!」と怒鳴られると、息子まで縮み上がったものだ。

ただ。デスクに指摘されたことで、今もあれは何だったのだろうと思うことが二つある。

一つめ。80歳で社交ダンスで活躍する男性を取材した。デスクに「サンジュ(傘寿)の祝いの時に写真を撮りに行きます」と伝えると、デスクは「は? 今、何と言った?」と質問してきた。もう一度「サンジュの祝いの…」と言いかけると「サンジュ? 80歳のことか? それはカサジュと読むんだ。そんなことも知らんのか」と、さげすむような目で見られた。

当時はインターネットなるものが普及しておらず、広辞苑やら大辞林やら辞書を調べた。どこを見ても、読み方は「サンジュ」としか書いていなかった。

二つめ。夕刊には午前中の株の取引が掲載される。そこには「前場」という文字がある。これを「ゼンバ」と読むと、デスクが「は? これは本当はマエバだ」と言った。

テレビニュースをよく聞いていると「前場」「後場」は「ゼンバ」「ゴバ」と読んでいる。辞書を調べてもそうなっている。「本当はマエバ」の意味が今も謎で、心のどこかに引っかかっている。

これを読んで「疑問に思ったら、その時に尋ねればいいじゃん」と思った人。デスクに物を言えるようになるまで、かなりの年数が必要なんですよ。

今日の仕事は夜勤、朝刊内政面デスク。私としては「面倒見のいいお兄さん」ぐらいのつもりなのに、相談しにくいおっさんなのだそうな。私だったら、早い段階でデスクのOKをもらうために、先手先手で相談するけれど。時代が変わったということか。

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夕飯は久々に食堂へ。

仕事後、いつもの店へ。今週から鍋スタート。

【自転車走行記録】パシフィック号:3322.0キロ

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