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2011年7月 5日 (火)

学生時代、部屋にも生えた

とある案件で、地道に校閲作業。文章を読み、手直しして打ち込む。あっという間に時間が過ぎる。日付が変わるまで(午後11時以降はツイなまを聴きながら)作業。こういう仕事がイヤにならないのは、媒体はあれこれあれど、活字が好きなんだなあと思う。自分の適性がライターなのか、エディターなのか、はたまたプロデューサーなのか、ディレクターなのか。どこかの時点で判断しなければならないのだろう。段々と道が狭まっていくと「あれもやりたい、これもやりたい」と思っていた若いころが懐かしいし、また、青臭かったなあとも。

0707kinoko

季節を端的に表す写真のことを「スケッチ」という。一般的に、原稿はまず文章があり、それに併用写真が付き、そのラインを壊さないように見出しがある。「スケッチ」だと、写真ありきのケースも。「こんな写真を撮ったよ」というカメラマンからの提案に、後から記事を付ける。そういう写真+記事の見出しは、なかなか難しい。記事の中身を要約するとキャッチーな見出しにならないし、かといって好き勝手に付けていいものでもない。

出勤途中、平和大通りに2本のキノコを見つけた。数日前には気づかなかったから、昨日か今日、生えてきたのではなかろうか。こういうのを見ると「見出しを付けたい」という思いが沸き上がってくる。まずは写真を抑えておいて。あらためてゆっくり見出しを考えよう。

キーワードは、梅雨、晴れ間、キノコ。私がよく使ってきたパターンだと、

「晴れ間にひょっこり」

今が梅雨時で雨が続いたことは皆が知っている。写真を見ればキノコだということも分かる。あえて、その言葉はすべて排除する。ところが。「それだと、見出しだけ見る人には分からない」ってなことを指摘する人もいる。私は「見出しだけ見る」人はいないと思うので、そもそもそういう指摘の意味が分からないのだけど、お望みならば、

「梅雨の晴れ間にキノコ」

ぐらいの見出しを出すだろう。へい、もちろん、自分としては全く満足しませんけど。

くそ真面目系の見出しを考えていると、今度は思いっきり逆バネが働く。何だったら、下ネタさえ絡めようかと思ってくる。そんな時に付けそうな見出しが、

「梅雨の息子たち元気」

みたいなやつ。読者の目は惹きそうだけど、そこまでの関門をくぐり抜けられないでしょうな。

最後に。スケッチ写真は対象物が「モノ」であっても、構図のどこかに「ヒト」が入ることが好まれる。この写真、後ろに自転車か歩行者が写るよう、何度か試した結果。傘を差していない人が入ることによって「晴れ間」感が出る。しょーもない写真だけど、ここ最近の自分の中では、かなりのお気に入り。

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コメント

すごっヽ(゜▽、゜)ノ写真の後ろに写る人のことまで考えているなんて!!見出しは、下ネタ系の方がいい(=^▽^=)自分が見出しをつけるなら「仲良しキノコちゃん」か「ラブラブキノコちゃん」にしますかね(^o^;)


p.s.ベランダの広さに驚いた

投稿: ラム | 2011年7月 9日 (土) 18時57分

>ラムさん
今度から、新聞に出ているスケッチ写真を見る時、後ろに人が入ってるかどうか気にしてみてはいかがでしょう。花がメーンの写真でも、どこかに人が入っていることがほとんどですよ。
「ラブラブキノコちゃん」って見出しは、かわいらしい。私の感性からは出てきません…

P.S.何も物を置かずに撮ると広く見えるのです。実はそうでもない広さ。

投稿: かげさん | 2011年7月10日 (日) 12時47分

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