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2011年4月27日 (水)

血の気

なるべく他人様の役に立ちたいと思う。けど、そんな中で一つ、どうしても足が遠のいてしまっていること。それは、献血。血管が出にくい体質らしく、過去、注射にはいろいろ痛い目にあった。文字通り「痛い目」。両手に何度も何度も刺し直されると、本当に嫌になる。血管が出やすい人には全く理解してもらえない悩み。「注射が嫌い」というと「子どもか!」というツッコミが入るのがオチなので、あまり人前で話すこともできない。

会社前には定期的に献血車が止まっている。前回、意を決して参加したのは4年前。あまりに避け続けるのも悪い気がしたので、参加することにした。

やる気満々で望む。持病がないか尋ねられたので「不整脈があると言われています」と正直に答えた。すると「原因が分からないのであれば、今回はご遠慮ください」との返答。ちょ、ちょっと待てよ。せっかくやる気になったのに。症状を産業医さんに確認してくるから。

これまで、自分のことを「なんか時々、不整脈」と思っていたが、きちんと名前があるそうである。その名は「心室性期外収縮」。うむ、病名というか、症名があると、何となくカッコええ。産業医さんから献血OKをいただいたので、献血車に向かった。

やはり、血管が出にくい。体質に加え、気温が低いのも理由だそうだ。血を出やすくするため、と言われ、献血車の中で温かいカフェオレをいただいた。飲み終わるまで、針は刺されない。本格的な休憩ですな。

針が刺さってからは割と順調だったようだ。10分ほどで終了した。うむ、今日はいいことをした。この時は、夜に起きる出来事など、知る由もなかった。

夕方から定年退職者を送る集い。現在、本社屋は平和公園の見える場所にあるが、昭和44年まで繁華街のど真ん中、流川にあった。今回退職された方は、流川本社を知っている最後の世代。

昔の人の武勇伝は、何度聞いても面白い。給料日になると、ツケ飲みの回収のため、店の人が行列をつくって出てくるのを待っていたとか。ツケ代を払いたくない先輩が、裏口を通って逃げて帰ったとか。ドラマの一シーンのようなことが本当にあったらしい。もし、今も本社が流川にあったら、家一軒分ぐらい飲み歩いてしまったかもしれない。


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話が盛り上がり、トイレに立って歩いていると。急に血の気が引いた。頭を上げていられない。今日は送る側なので、セーブして飲んだはずなのに。トイレに入ると、そのまま小便器の前に座り込んでしまった。意識が遠のく。いかん、いかん、個室便所に入ろう。

個室でそのまま尻をついて座った。どうしたのかなあ…そう思っているうち、意識が飛んだ。

意識が戻った。どれぐらい、ここにいたのだろう。とりあえず、リバースしておいた方がいいかもしれない。お酒に弱くなったのかなあ、ちょっと疲れてるのかも、いや待てよ。
会社を出る前に献血したのがいけなかったのかもしれない。

再び座敷に戻る。座って話をしている間は何ともないのだけど、立ち上がると頭がふらっとする。抜かれた血は、たったの400ml。血の気は多い方だし、これぐらいで貧血症状が出るものだろうか。

翌日も立っているのが辛かったので、診療所に行った。血圧は上が104、下72。学生のころはいつもこれぐらいだったが、最近は逆に高血圧に気をつけろと注意を受けており、こんなに低いことはない。献血と、季節の変わり目を甘くみとったらイカンよ。

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