私のビート号のリアスクリーンは、
純正品。中古だったので既に曇っていた。
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ホンダプリモ千波(当時)で厚手のUSA製スクリーン縫い付け品を購入。かなり丈夫で7〜8年使用した。値段は1万5,000円〜2万円ぐらいだったかな。純正より安かった気がする。
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ポリカーボネート板をヤフオクで入手(4,980円)。見た目は奇麗。が、ネジ留めだけなのでバタつき音がひどい。しかもネジが当たっている部分が複数箇所割れた。

という変遷をたどっている。ポリカは約2年使った↑。当初「消耗部品だと思って2年おきに5,000円弱で買って張り替えればいい」と思っていたのだけど、バタバタとうるさく、同じ物を使い続けたくはない。さあ、次はどうする。
ホンダカーズ千波のリアスクリーンは丈夫そうだし、視界もクリア。第一希望に考えていたのだが、値段が47,250円と少し高め。先立つものを貯めてからにしようと思っているうち在庫がなくなってしまっていた。
次に考えたのが純正の新品スクリーン。値段は3万円弱。ビート発売当初の品より進化しているとはいえ、ビニールは時が経てば必ず曇る。曇った時に先立つ物がなければ、そのまま乗り続けることになるし、そんな姿を想像すると切ない。
というわけで。特にガラス化にこだわったわけではないけど、中古部品を手に入れて自分で縫い合わせることにした。これなら予算的にもさほど掛からないし、失敗したらその時に別の手段を考えればいい。

手に入れたのは、NBマツダ・ロードスター用。幌ごとやって来たのでリアガラスの部分だけ切り取った。骨が入ったままの幌は意外と大きくて重く、マグロの解体ショーを思い出した。

ビート用リアスクリーンと重ねてみる。うむ、いい感じの大きさのようだ。余談だけど、ビート号リアスクリーンは2つ持っている。作業中の予備用に。以前は5,000円ぐらいで中古スクリーンは買えたのに、今は相場が上がっているようですな。直近のオークションでは8,000〜1万2,000円也。
縫い合わせは、テント生地や皮革用スティッチャーを使用した。ハンズで2,415円也。付属の麻縄みたいな紐はロウが塗ってあるそうで、厚手の物を縫う時に滑りやすくなっているらしい。ただの紐じゃないんだぜ。

上と左右を縫い終わった。形はそれっぽくなっている。ここまでの作業が約3時間。どこを縫うかとか、布を切り刻んだりとか、あれこれ悩んでいたからね。実際に針を通していたのは1〜2時間ぐらい。

とりあえず取り付けてみた。うまいこといけば下部は縫わずに済むかと思ったけど、ヒラヒラと浮きまくり。これでは見た目も悪いし、雨も漏ってきそうだ。再び縫い物の時間へ。さらに1時間ちょっと掛かって下部の縫い合わせ終了。

外は暗くなり、やんでいた雨も再び落ちてきた。暗くなると、ネジ留め作業がうまくいかない。何度も落とし、落とすと見失う。泣きそうになる。厄年を過ぎたオッサンなので泣きはしないけど。
そんなこんな。本日の作業は終了。細かい手直しは明日以降にしよう。幸いというか、雨が降っているので、リアガラスがどれぐらいの透明度なのか、その辺を一回りしてみた。あぁ、これはすごいや。透明度は同じでも、平らなガラスは湾曲するビニールより何倍も後方確認が楽。
おまけ。ロードスターのリアスクリーンはオークションで手に入れた。品名が「リア ガラスソフトトップ」だったので勝手にリアガラス部分だけだと思っていたのだが、送って来た品は幌骨も付いた幌丸ごとだった。あまりに大きい段ボールだったのでびっくりした。幌骨部分は、幌張り替え用に使えそう。晴れた日に手入れして、オークションに出すとしよう。
あ! 作業を急ぐあまり、車庫証明のシールを剥ぐのを忘れてた。どこの誰かも分からぬ人の車庫証明。軽自動車なのに車庫証明シールが貼ってあるのはカッコいい…ってことはないね。これも後日、剥いで奇麗に磨こうっと。
結局、土日の丸2日間をビートいじりに費やした。いいのさ、これが趣味というもの。