« 反省初め | トップページ | アイシャ…アイタャ »

2011年1月 6日 (木)

不出馬会見拒否の件

秋葉忠利・広島市長が仕事始めの4日に退任を表明し、翌日の記者会見や取材の要請を拒否した。本人サイドはYou Tubeで「秋葉忠利広島市長不出馬会見」と題した動画を投稿、記者クラブからの会見要請は拒否を続けたままだ。

当人が何を考えてこういう行動をとったのか、私が考える「べき論」はあるけれど、それは置いといて、と。ここでは周囲の反応について、独り言。

ネット上では「記者クラブざまーみろ」といった「記者クラブ批判論」が、かなりたくさん目につく。巨大掲示板にこの手の意見が並ぶのは予想の範囲内だったが、いわゆる「有識者」と呼ばれ、テレビなどで活躍している人までもが同列の意見を述べていたのには驚いた。

まず、現行の記者クラブの弊害があるとすれば、大きく2点だと考えている。一つは行政側とべったりになると、批判の筆が鈍るのではないかということ。もう一つは、記者クラブが会見を主催する場合など、外国特派員やフリージャーナリストが締め出される場合があること。いずれも、現状がベストの状態ではないことは理解できる。

もし、記者クラブの取材要請拒否がこれらの問題をクリアするためなのなら、理解を示す人がいても分からなくもない。けれど今回は、全くこれらの問題とは無関係に、ただただ取材を拒否しているだけだ。

秋葉市長側が投稿した動画では、退任を決めた真の理由がなお不透明だし、自らが言い出した広島五輪について今後どうするつもりなのか、真意が伝わってこない。記者クラブは、これらの疑問を質すため、会見や取材の要請をしている。取材を拒否されて困っているのは記者クラブではなく、われわれ市民全体だ。なのに「記者クラブざまーみろ」という意見を言っている人は、自分たちが被害者であることに無自覚らしい。

市長ーっ、私たちの疑問に答えてください。という言葉を代表して伝えようとしているのが、今のところは記者クラブ。「ざまーみろ」などと書き込みをしている人は、その時間を使って市長に対して疑問などをメールででも伝えてみたらどうでしょう。案外、動画配信第2弾が出てきたりしてね。

|

« 反省初め | トップページ | アイシャ…アイタャ »

独り言至極」カテゴリの記事