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2011年1月11日 (火)

井岡の価値と亀田の価値

ボクシングの元日本ライト級王者・井岡一翔が、プロ7戦目で世界挑戦することが決まった。王座奪取なら国内最速、平成生まれ初の王者となる。

最近、ボクシングの話題といえば亀田3兄弟をめぐるものばかりで、亀田興毅の3階級は価値が低い、という論調が多い。必ずしもそう思っている人ばかりではないと思うけれど、いわゆる「大手メディア」はTBSテレビを除き、似たり寄ったり。一翔の世界挑戦ということで、叔父であり所属ジム会長の井岡弘樹のことを思い出した。

井岡弘樹はミニマム級(当時ストロー級)、ライトフライ級(同ジュニアフライ級)の2階級王者。彼の2階級王者という称号だって、今の興毅批判に当てはめれば「ほんまに強いんかいな」と言われることになってしまう。

彼が獲得した一つめの王者ストロー級は新設されたもので、1987年10月18日、王座決定戦において初代王者となった。私は以前から書いている通り、格闘技の経験はないし、詳しいわけでもないけれど、ボクシングのテレビ観戦が好きで、時間がある限り観ている。この試合は日曜日の昼間だった。世界戦なのにゴールデンタイムじゃないんだ、ということに驚いたもんだ。その後、世界戦のテレビ中継さえなくなる事態が起きるとは、このころは思いもしなかった。それを再びゴールデンに持ってきた亀田3兄弟とTBSの功績は大きい。

軽量級にしては170センチを超える長身でリーチも長く、リズミカルに手数を出すのはポイント的には有利だが、素人から見てもタフなタイ選手をKOする力はあるようには思えなかった。ジュニアフライ級で王者・柳明佑と互角に戦い、判定で2階級目を制覇したときにはよくやったと思ったが、世界戦ではほとんどKO勝ちのない選手だった。フライ級を諦め、3階級制覇を懸けてジュニアバンタム級王者の飯田覚士に挑戦した時は、勝てそうな相手を探してきたな、と感じた。結局、判定で敗れたけど。

だからといって、2階級制覇に意味がないとは思わない。取れそうな階級の、勝てそうな相手とマッチメイクするのも広い意味での実力だし、取ったタイトルはどういう経緯であれ、本物だ。井岡弘樹はすごいし、亀田興毅もすごい。好きか嫌いかを論じるのは自由だけど、タイトルは嘘ではないのだから。

ボクシングと似た背景を持つスポーツの一つにF1がある。F1の王者は強いドライバーがなるが、環境が整わなければ、どんなに強いドライバーも王者にはなれない。スポンサーを連れてくる力、勝てるマシンに乗る政治力、それらを含め、実力なのだ。どっちも興行だし、私は興行系スポーツが好きなのかもしれない。

ってことで、2月11日は一翔を応援しなきゃ。テレビ中継はあるのかしら。

今日の話も。ビート号にて出社。本日の夕飯は2日目のカレーならぬ2日目のおでん。うまうま。土曜日から4日連続、家族そろっての夕飯。年末年始や夏休み以外では、かなり久しぶりかも。

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