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2010年1月23日 (土)

カタカナ+名字

会社に入って1年目だから1991年、広告局のお偉いさんの紹介でミュージシャンの取材をした。私は音楽を趣味としていながら有名な曲とか、有名なミュージシャンの名とか、アフォみたいに知らない。この時に取材したミュージシャンも「有名なジャズドラマー」という紹介だったが、名前も顔も全く知らなかった。ただ、小さいころから米軍基地に出入りし、アメリカ人から可愛がられニックネームを付けられた話など、興味深く取材させてもらった。

彼の芸名も、戦後間もなくから活躍したミュージシャンにありがちな「カタカナ+名字」だった。そこまでは覚えている。顔も覚えているのだけど、名前が出てこない。数年前から時々「あの人、誰だったっけ」とふと頭に浮かんでは消えていた。

ひょっとして「ジョージ川口」だったかと思い調べてみた。ジョージ川口氏は2003年に亡くなっている。本名は川口譲二。私が会った人は「本名がアメリカ人には発音しにくく、呼びやすいようアメリカ人風の名前を付けられた」のが芸名の由来だった。「川口譲二=ジョージ川口」では、この例に当てはまらない。

昨年の暮れ。妻の実家の鹿児島で新聞を開いたら、記憶にある顔写真が第2社会面の下の方に載っていた。「ジミー竹内氏死去」という訃報記事だった。「本名=和三郎」とある。そうそう、「アメリカ人はワチャブロなどと言って読めないものだから、ジミーと呼ばれるようになったんだ」って言ってたんだよね。私が思い出したかったジャズドラマーは、ジミー竹内だったんだ。

顔写真一枚で、人の記憶は鮮明によみがえってくる。せっかく思い出したのが訃報記事だったというのは申し訳ないような、それでこそ訃報記事としての役目を果たしたといえるような。

ご冥福をお祈りします。彼の功績を讃えるため、年明けからサイトが作られているみたい。「ジミー竹内記念館」はこちらから。

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