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2007年11月17日 (土)

入院12日目

 かなりよくなったと思って歩き回ると、朝には患部がうずく。薬の効果をあまり信じていなかったが、痛み止めなどはそれなりに効果があるのかもしれない。

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 本を読むとき、ベッド上より椅子の方が体が楽。病気じゃないから、椅子にずっと座って読書してもよかろうと高を括っていたが、起きっぱなしだと足がむくみ、痛くなってくる。ギプスの中で足が膨らみ、圧迫される感じ。そのままでは気分が悪くなるので横になる。自分では「折れてるとこ以外は全部健康」と思っていた、というか思いたいのだけど、体のバランスとはそう簡単でもないようだ。「2週間入院で即職場復帰」という青写真の実現は、危うくなってきた。

 朝、週に1度の院長先生の回診。先週はなぜか受けた記憶がないのだが。私がどこかふーらふら歩き回っているうちに終わってしまったのだろうか。

 固定式ギプスになって5日目。夜になるとむくむせいか小指が圧迫されて痛むので、部分的に切り刻んでもらった。回転式の電動カッターを体に当てる先生の姿は、一歩間違えばホラー映画そのものだ。まさに、Saw。足先の開口部がほんの1センチ広がっただけで、足の開放感は何倍も違う(当社比)。内出血痕は簡単には引かないが、とりあえず今の状況を撮影。

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 毎日、朝刊を病室に届けてもらっている。仕事のときより少しだけ読む時間が長くなっている気がする。制作に携わらない分、知らないことも多いし。今日、興味深かった記事を一つ、投書から。参院委の証人喚問で防衛省前次官が宴席に出た大臣経験者の名前を証言した。これに対し、首相が「そのような場所へ参加することはある。どうしても不都合に感じられることがあるなら、本人に直接聞いてみたらどうですか」と回答。投稿者は、首相としてあるまじき発言だと糾弾している。タテマエ論だとそうなのかもしれないけど、こういう人を食ったような物言いがまさに福田首相の真骨頂であり、さもありなんという感じ。

 私のイメージでは、年配の人ほど「首相になる人は人格者で、聖人君子でなきゃいかん」と思っている人が多いみたいだけど、政治の世界で頂点に立つ人が、人格者のお人好しであるわけがないのに。まさにそれが「政治」でしょう。

 ニンテンドーDSの西村京太郎サスペンス。14日から始め、今日まで4日間で第2章までクリア。ほどよい難しさと、謎解きが終わった後、容疑者が告白する苦悩話が、ホロリとさせる。プレイ時間はこれまで約10時間。入院中でなければ、こんなこともできなかっただろう。

 昨日、見舞客があったので、コーヒーでもいれようと談話室へ向かった。ところがあいにく、ポットの湯は沸かし中。しばらく待つことにした。そこへカチャカチャ妻がやって来た。病室にやってきては「なにしょーるんや、あんた!」と大声で怒鳴り散らし、患者が部屋にいないときも自分だけが居残り、カチャカチャうるさい音を立てるアノ人。ポットの前に来て、お湯を使おうとしている。私たちも沸くのを待っているし、間違って水を入れても困るだろうと思い、声を掛けた。「ポットは今、沸かしている最中ですよ」。すると返ってきたのは「分かっとるわ、そんなん言われんでも見りゃ分かる」。そのまま立ち去った。

・・・見舞いに来ていた先輩も「なんじゃありゃ? そんな言い方ないじゃろうにのぉ」とつぶやく。私もそう思う。一事が万事、こんな調子のカチャカチャ妻。クチャクチャ夫が別の病室に移ったおかげで顔を合わす機会が減り、本当に良かったと思う。

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