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2007年11月15日 (木)

入院10日目

 マンガ雑誌を定期購読しなくなって久しい。読んでいるころから今も続いている連載もあるし、作者も作品も知らないものも増えてきた。

 談話室に置いてあるビッグコミックスピリッツを手に取った。大学時代、今から20年ぐらい前が全盛期だったろうか。エログロは他雑誌より少なく「良質なオトナのマンガ」のイメージだった。ところがどっこい。時代の風向きは変わり「つまらない青年誌」ナンバーワンに選ばれ、他誌と同じようにグラビア写真で読者を集めようとしてはまた評判を落とすという悪循環。最近は、チラとも手に取ることもなくなった。

 そんなスピリッツをパラパラめくると「ひとりずもう」なるさくらももこさんのマンガがあった。1話だけではよく分からないが、マンガ家になるまでの自伝的作品らしい。藤子不二雄における「まんが道」のようなものなのだろうか。さくらさんといえば、中国新聞でちびまる子ちゃんを連載中。賛否の声があるらしいが、私は毎日、楽しみにしている。今日のやつはかなりツボだった。セリフだけ、書き抜いてみる。

「藤木、今ジャンケンで後出ししただろっ」「卑怯だぞ」
「ち…ちがうよ、わざとじゃないよ…信じてくれよ」
「ウソをつくなっ」「つくづく卑怯だな」ムッ
「ばかにするなっオレが本気で卑怯なマネをしたらジャンケンの後出しぐらいじゃすまないぞっ」

 卑怯呼ばわりに怒っているわけではない。卑怯者の藤木にも、自分なりの「筋」ってのがあるんだね。

 私の場合、ちびまる子ちゃんは連載マンガよりアニメの方がなじみ深い。さらに、さくらさんのエッセーシリーズのそこはかとない笑いがなんともいえず好きだった。「ひとりずもう」の単行本もチェックしてみようかな。(退院後に調べたら同名エッセー本が検索でヒット。エッセーを原作にしたマンガなのかな)。

 入院患者は年配の人が多い。30代、40代らしき人が3、4人いるが私が入院する前に既にコミュニティができているみたいで、いつも同じ場所でダベってらっしゃる。その場所とは。喫煙ルーム。本格禁煙から、かれこれ1カ月半。吸っている時に思ったけど、閉鎖された喫煙ルームに入っている人は同士は、用事があろうがなかろうが、なにがしかの会話をするものだ。それを糸口に、あれこれ会話が広がることもある。この病院では30代、40代+男性=喫煙者の構図が固まっている。見舞いに来てくれた人が愛煙家の場合は喫煙ルームに入ることもあるが、基本的には無縁の、無煙の部屋(ダジャってます)。かくして、喫煙者コミュニティとは、やや離れた位置でだらだら日々を過ごすのだった。

 妻から風邪で熱が出て寝込んでいるとメール。病床からは何もしてやれない。西村京太郎サスペンス。昨夜はすぐやめたつもりになっていたが、保存データを観たら2時間。意外と遊んだなあ。

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