iPhone事情を知らないじいさん扱いを受けて
ケータイショップでめちゃ舐めた対応をされ、すごく不快な気分になりました。が、ちょっと振り返ってみて理由が分かった気がします。私がショップで最後に機種購入したのが2018年10月、iPhone8だったからです。
2018年以降、UQ mobileをiPhone7に入れて2台持ちしたり、SE2の未使用品を買ったり、日本未発売のAndroidを手に入れて一から設定してみたり。楽天モバイルも使ったし、何台もバッテリー交換して、iPad ProにSIMカードを挿し、iPad miniはeSIM契約し、どのSIMカードをどの端末に入れたら一番使い勝手が良くリーズナブルなのか、自分なりにカスタマイズしていました。どちらかというと「iPhoneとiPadに詳しいマニアなおじさん」です。
ところが。
先方が持っている情報は「2018年iPhone8」以降、一度も機種変していない「現代のスマホ事情を知らないおじいさん」です。ここで齟齬が生じています。
私としては、SE2の4GからSE3の5Gに挿し替えるため「nano SIMカードを売ってちょうだい」というスタンスで出掛けているわけですが、相手には全く見えていない。「機種変をしていないドケチじじい」です。これは、うまく言いくるめなければ…の姿勢で向かってきます。
まず、ショップ店員は「機種を変更するために電話機の中にあるチップを取り替える必要があります」と切り出します。チップを取り替え? 「SIMカードを4Gから5Gに交換するんじゃないですか」と尋ねると「SIMというかその中にチップがありまして…」と言いながらどこかに行きます。
そして持って来たのがまさにSIMカード。「電話の中にはこういう物が入っていまして、この中のチップを交換するんです」と言います。「対応のこのチップが入っていないと、電話が使えないんです」と続けます。
知っとるわ、わしがこれまで自分でSIMカードの入れ替えを何回やったと思ってんねん。なぜ、こっちが「SIMカード」という単語を出してもわざわざ「チップ」などと訳の分からんことを言うのだ笑
と、疑問だし、苛立ちます。
今あらためて思うと4Gでも5Gでもnano SIMの大きさと見た目は同じなので「物を知らないじいさん」は「同じ物なのになんで手数料を取るんだ!」と言い出しかねません。恐らく、そこで編み出されたショップの対応マニュアルが、5Gへの交換を「チップの取り替え」と言い換えることなのだろうと。
まあ、マニュアルがあってもなくてもいいですけど、私が「SIMカード」という単語を出した時点でこっちの知識を推察してよ。そしたら「5Gのカードへの変更に3,850円です」の一言で全部済むんだから。
マニュアルの弊害は、相手に合わせず、誰にでも同じように言うってところなんでしょうね。